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プラバン作家さんに10の質問! (6) もりた はるこ さん

立体プラバン協会に作家会員として登録してくださっているプラバン作家のみなさんに、プラバン.netから10の質問! プラバンを使った作品を手がけ始めたきっかけやエピソード、製作に欠かせないお気に入りの道具、作品に込める思いなどを伺ってみます。

日本ホビーショーなどで開催しているイベント/POP UP「プラバン博」にご参加いただいている作家会員のみなさんをご紹介しています。今回は、和の縁起物にフォーカスした作品や、ユーモアたっぷりの独創的な作品などで、いつも色彩豊かにプラバン博を彩っている「もりた はるこ」さんです!

プロフィール

もりた はるこ さん  @atelircoloriage atelier_coloriage
Ateliercoloriage(アトリエコロリアージュ)主宰。
東京都出身、愛知県名古屋市在住。
ぬりえとプラバンをこよなく愛する色彩アートセラピスト。
「プラバン博」では毎年、縁起物をモチーフに取り入れた作品の展示や販売が好評。
色選びを楽しめるワークショップも、人気を集めています。

縁起物からサンマまで……色彩豊かな作品の原点と込められた思いとは

本記事掲載の今は11月。各地で、新しい年を迎える準備の「酉の市」が立つ時期です。開運招福や商売繁盛を願って売られる縁起物の代表といえば、鮮やかで豪華な飾り物を施した「熊手」!
その熊手をはじめ、招き猫や龍・鳥・狐など、さまざまな縁起物モチーフの作品を生み出しているのが、色彩アートセラピストでもある もりたはるこ さん。
和柄と縁起物だけがテーマなのかと思いきや、一転して焼きサンマやイカ、お団子とお抹茶の茶道セットブローチなど、ユーモアあふれる作品でも笑わせてくれる、とても楽しい作家です。
創作の原点や、込められた想いは、どんなところにあるのでしょうか。

もりた はるこ さんに10の質問

大人になって出合った「プラバン遊び」は、立体作品で一気に夢中に。

(1) 「プラバン遊び」を、子どもの頃にもやっていましたか? その時はどんな作品をつくっていたのでしょうか。
もりた
子どもの頃、我が家はポップアップトースターだったので、遊んだ記憶がないです。
(2) 大人になってプラバンで作品を作り始めることになった、きっかけやストーリーなどがあれば教えてください。
もりた

アートセラピーの友人宅で、プラバンで遊ばせてもらったことがきっかけです。最初に作ったのは模様を描いた馬のキーホルダー。
めっちゃ楽しい!と思い、帰りに立ち寄った本屋さんでナナアクヤさんの著書に出逢い、「立体にできるんだ!」とプラバンに夢中になりました。
もともと趣味で樹脂粘土細工をしていたので、立体作品に心を奪われました。

プラバンに触れたばかりの頃の作品たち。
作り始めて間もない頃、立体プラバンのワークショップで作った花のアクセサリー。

作品を目にした人の“笑顔”を見て、いまのスタイルや作品が生まれた。

(3) 現在のようなプラバン作品の制作は、いつ頃からなさっていますか?
もりた

きれいなお花より、面白いものに心ときめくことに気づき、2017年頃よりサンマやイカなど作り始めたら、作品を目にする人が笑顔になるのを見て「面白いものを作ろう」というスタイルになりました。
色彩心理の講座で縁起物を取りあげ、プラバンを組み合わせたことがきっかけで、縁起物が制作の中心に。
夏のイベント初出店時に熊手を出そうとして、「それは冬用」と友人に止められ、縁起物サンキャッチャーが生まれました。友人に、感謝。
でも冬には熊手をしっかり作りました!

ピンバッジなどのアクセサリーにして販売している、精巧な魚モチーフのユニークな作品たち。サンマのイヤリング/ピアスはプラバン博でもおなじみ!
もりたさんの代表ジャンルでもある、カラフルな縁起物モチーフ。ワークショップで一緒に製作できるものも多い。
(4) どんな思いを込めて作品づくりをしていますか?
もりた

手に取った人が、好きな色を選べて、目にして嬉しかったり、楽しかったり、笑顔になりますように、福がきますようにとの思いで制作しています。笑門来福!

ワークショップでは、誰でも満足度高く仕上げられるように、と心がけています。

(5) ワークショップは、どんな思いを込めてやっていらっしゃいますか? どんなお客さまがお越しになりますか?
もりた

ワークショップは、ぬりえのように誰でも簡単に自由に色で表現でき、さらに完成度の高い作品ができるように心がけています。
とても未熟だった最初の頃、お客様のサポートが十分にできずに、残念な思いをさせてしまったことがあり、やるからには満足のいく作品をと考えています。
自分で数々の失敗を重ね、たいていのことはリカバリーできるようになりました(笑)
高齢者施設でもワークショップをしていますが、義母が生前「もっと大人っぽいものを作りたいわ」と言っていたことから、簡単なだけでなく、誰でも作品として満足度の高いものをと心がけています。
ワークショップ参加者は大人から子どもまで幅広いです。

縁起物や和柄のモチーフを着色して、サンキャッチャーに仕立てるワークショップ。
2024年秋の「プラバン博」ハンズ梅田店(当時)でのワークショップ。

やさしい色合いはパステル、水彩色鉛筆、ハッキリした色にはポスカも。

(6) プラバン作品をつくるのに欠かせない、お気に入りの道具や画材等はありますか?
もりた

お気に入り画材はパステルです。やすりがけした面にムラなくぬれるし、混色もできるし、グラデーションもキレイに出しやすい。やさしい色合いも好き。アートセラピーで使用している水彩色鉛筆も愛用しています。
ハッキリした色を出したい時は、ポスカを使います。どの画材も、レジンでコーティングする時の相性がよいところが好きです。
カットには、スキャンカットが欠かせませんが、ハサミで微調整しています。

(7) あなたが思うプラバンの良さ・面白さって、どんなところですか?
もりた.

プラバンの良さは、誰でも簡単に取りかかれるところ。
面白さは、「こんなもの作りたいな」と思ったら、いろんな形にチャレンジでき、工夫次第で様々な表現ができるところ。
面白いオーダーをいただくことも多く、「これをどうやって形にしようか?」試行錯誤するのがこの上なく楽しい時間です。
そしてそれが、新しい作品のアイデアにつながっていってます。

 

ワークショップでは、参加者の作品の最終仕上げもしっかりと。
(8) 反対に、プラバンの難しいところなどはありますか?
もりた

プラバンの難しいところは、縦横収縮比率がそれぞれ違うところ。私は作品に幾何学模様などを取り入れたりしているので、どんなプラバンも、1枚ずつ角を正方形にカットして焼いて比率を確認して、調整してから使うのがうまくいくコツです。

プラバンの可能性、無限大! 楽しさや奥深さ、自由さをみんなにもっと伝えたい。

(9) これから先、プラバンをどんなふうにやっていきたいですか?
もりた

プラバンの可能性は無限大♪
もっとみんなにプラバンの楽しさや奥深さを知ってもらえるように、ワークショップの幅を広げたいです。
「これがプラバン?」と思ってもらえるような楽しい作品も作っていきたいです。

プラバンでつくる“かき氷”! 型にはまらないプラバンの使い方で、遊び心いっぱいの作品が生まれます。
(10) まだプラバンをやったことのない人へ、一言メッセージをお願いします。
もりた

まずはやってみて、楽しんでください。たとえ失敗しても、すぐトライし直せるのも、プラバンのよいところです。プラバンは自由だ!!


プラバン作家さんに10の質問 「プラバン博」参加作家シリーズは、引き続き順次公開していきます。どうぞお楽しみに。

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