立体プラバン協会に作家会員として登録してくださっているプラバン作家のみなさんに、プラバン.netから10の質問! プラバンを使った作品を手がけ始めたきっかけやエピソード、製作に欠かせないお気に入りの道具、作品に込める思いなどを伺ってみます。
3人目は、台湾でプラバンの本を出版し、自らの工房でプラバンクラフトの魅力を教えている、「黃于珊(Yu-Shan Huang)」さんです!
プロフィール
手書きプラバンづくりの世界を探求している、ハンドクラフト愛好家。教える・作る・カスタマイズする、を仕事にしている。2021年に4冊目のプラバン本を出版。台湾・台北市にクラフトスタジオ「The Crafter 手創工房」を構えている。「コピックアワード2017」クラフト部門大賞受賞。
黃于珊(Yu-Shan Huang)さんとナナアクヤとの出会い
台湾出身・在住の人気クラフト作家である、Yu-Shan Huangさんと初めてきちんとお会いできたのは2019年6月の台北でした。
でも実はそのちょっと前、2019年の日本ホビーショーではお互いに忙し過ぎて会えずにいたものの、お互いに会いたいと思っていたとのちに知ることとなりました。
ナナアクヤが2019年6月に急遽台北に行くと決まったとき、彼女からメッセージが来て会いたいと言ってくださいました。
と同時に、台湾人のファンの方々の中から講習をしてもらえないだろうか?というメッセージが何件か来ていました。
そこで、台北にてクラフト教室「The Crafter 手創工房」を主宰しているHuangさんに、彼女の教室をお借りできないか?とお願いして、台北での「台日熱縮片交流会」が開催されることとなりました。
そこで初めて知った事実が、彼女が立体プラバンを始めたきっかけはナナアクヤのプラバンの本であり、一時オーストラリアに移住していた際も、宝物としてその本を持って行っていたというエピソードでした。
彼女は、最近台湾にて新しいプラバンの本を出しています。
では黃于珊(Yu-Shan Huang)さんへの10の質問です。
10の質問
本の出版以来、プラバンアートの世界に入り込んでいます
自分で描いた絵が縮んだことに驚き、自分で作ったものとは信じられず何が起こったのかと思いました。
これが私のプラバンへの最初の印象だったと思います。
2017年には、地元の出版社と協力して、私の最初のプラバンアートの本を出版する機会に恵まれ、とても幸運でした。それ以来、私はプラバンアートの世界に入り込んでいます。
私は子どもの頃から、プラバンをはじめとする様々なアートやクラフトが好きでした。
初めて本格的にプラバンに取り組んだのは、結婚して専業主婦になってからでした。
最初は、プレゼント用の花やタグを作る程度の趣味だったのですが、作っているうちにとてもリラックスできて、楽しくなってきました。
だからこそ、この面白いクラフトを他の人にも紹介したいと思い、作り続けることにしました。
作りたいものの細部を観察し、形作る
普段はテーマを決めて制作を始めますが、特に蝶や花などの生き物や植物が好きです。
作品を作るときは、生き物や植物の細部を観察し、特にプラバンがまだ温かいうちに形作ることで表現するようにしています。
他の画材も面白いですが、この2つは今のところお気に入りです。
子どもでも年長者でも簡単に始められるのが、プラバンの魅力
プラバンは非常に楽しいアートクラフトです。他の手工芸品と違って、簡単に取りかかることができ、すべての年齢層に適しています。一人でもできるし、子供や年長者でもできます。
縮んでいく過程も見ていてとても楽しいです! プラバンがねじれて小さくなっていく様子を見ていると、とても満足感があります。
しかし、より高度な技術を求めるならば、例えば、どれだけ小さく縮むかの比率を管理するなど、まだまだ慣れが必要なことがあります。
怖がらないで! プラバンは、とにかくやってみてほしいクラフトです
黃さんの作り出すプラバン作品は、色・模様・形の緻密さが魅力です。よく観察し、解釈して、絵を描くように作品に落とし込むことを楽しむ。その楽しさをまた、本やワークショップを通して広く伝える活動をし続けている “Crafter” です。
プラバン作家さんに10の質問 シリーズ、これからも順次公開していきます。どうぞお楽しみに。
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