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プラバン作家さんに10の質問! (2) しばさおりさん

立体プラバン協会に作家会員として登録してくださっているプラバン作家のみなさんに、プラバン.netから10の質問! プラバンを使った作品を手がけ始めたきっかけやエピソード、製作に欠かせないお気に入りの道具、作品に込める思いなどを伺ってみます。

2人目は、深い青色の花が代表作、繊細なプラバンの花で癒やしの想いを伝える「しばさおり」さんです!

プロフィール

しばさおり さん
「暮らしに樹脂の花のひとときを」をコンセプトに、繊細な花々の表情をプラバンで生み出すプラバン作家。濃淡や深みなど、さまざまな“青”の色合いで表現する「青い花」を中心に、受け手が癒しを感じられるような作品を、と活動している。著書に『プラバンで作るステキなお花のアクセサリー』(PHP研究所)など。

しばさおりさんとナナアクヤとの出会い

初めてお会いしたのは、2014年春、立川市で開催した日本で最初の立体プラバンの本「プラバンでつくる本格アクセサリー」の出版記念の個展でのことでした。
ご家族でワークショップにもご参加くださったことは今でも覚えています。

その後、しばさんも立体プラバンの作品作りを本格的にされるようになり、ついには本も出版され、現在のご活躍の様子は多くの方々もご存知のとおりです。

2019年の5月には「モノマチ」というイベントに、東京・蔵前にある「east side Tokyo」内で一緒に出店もしていただきました。

彼女とはゼブラのマッキーを好んで使う同志でもあります。

ではそんなしばさおりさんに10の質問です。

10の質問

漫画やイラストから始まった、プラバン作品づくり

(1) 子どもの頃にもやっていましたか? その時はどんなプラバンをやっていましたか?
しばさおり
小学生の頃漫画の絵を写したりして遊んでいました。その頃のプラバンが先日家の片付け中に出てきた時は驚きました。これからもその1枚は大切に保管していたいと思います。
(2) プラバン作品の制作をいつ頃からやっていますか?
しばさおり
2013年に印刷できるプラバンでイラストを印刷してキーホルダー等制作していました。立体プラバンに出会ったのは2014年頃です。制作初期に自費出版で書籍を販売し、2015年に立体プラバンの著書を出版しました。
しばさおりさんの単独著書『プラバンで作るステキなお花のアクセサリー』(PHP研究所刊)
(3) 大人になって作り始めることになったきっかけやストーリーなどありますか?
しばさおり

元々イラストレーターとして活動していて、それをグッズ化したいと思って印刷できるプラバンを電器屋さんで見つけて平面的な作品を制作していました。

それから少したった2014年のお正月くらいにナナアクヤさんの一番最初の書籍に出会って、お花が作れるんだ!と衝撃を受けました。

見て憧れだけで終わりそうだった時に東京でナナアクヤさんが出版記念の個展とワークショップを開催すると知って居ても立ってもいられず、母と娘と一緒にかけつけてワークショップを体験しました。
その時の面白さに更に衝撃を受けて、作り続けて今に至ります。

悲しみ・苦しみへの癒やしの想いで咲かせたい、“樹脂の花”

(4) どんな思いを込めて作品作りをしていますか?(販売している方はブランドのテーマ等でもOK)
しばさおり

「暮らしに樹脂の花のひとときを」というコンセプトのもと制作しています。
どこか遠く辛い気持ちの人へそっと向き合って、悲しみや苦しい心の膿を取り出したいと癒やしの想いを持って日々創作に取り組んでいます。

しばさおりさんの作品。癒やしを感じさせるような深い青色の花は、彼女の代表作です。
(5) お気に入りの道具や画材等ありますか?
しばさおり
いつも使用しているゼブラさんのマッキー、そしてタミヤさんのスジ彫り超硬ブレード、プラスチック専用クラフトバサミは手放せません。
(6) ワークショップをされている方は、どんな思いを込めてやっていらっしゃいますか? どんなお客さまがいらっしゃいますか?
しばさおり

ワークショップをきっかけに立体プラバンの世界に入り込んだ私にとって、ワークショップ活動はとても大切なものです。
プラバンで作るアートは衣食住に役立つことはできません。ですが、心を無にすることで不安や辛い心の膿をとりだすことができると考えています。

技術を正確に伝えることも大切だとは思いますが、それ以上に丁寧に取り組んで、作業に集中して心地よく疲れて、ほっと一息ついたときに手のひらの中に自分だけのお花が咲いてたら素敵なことだなと普段からお伝えしています。

十人十色、人によってまったく違う個性を発揮できるプラバン

(7) プラバンの良さ・面白さは何ですか?
しばさおり
扱う人によって全く違う、十人十色の個性が発揮できるところが素敵なところだと思います。
また、10分〜20分のスキマ時間でも作業ができる手軽さも魅力のひとつだと思います(小さな子どもたちがいる私にとってかなり大きなポイントです……!)。
(8) 逆にプラバンの難しいところなどありますか?
しばさおり
一度焼いてしまったらもとには戻せないところでしょうか。そこが面白くもあるのですが……。
(9) これからプラバンをどんな風にやっていきたいですか?
しばさおり

昨年、今までに作ってこなかった大きな作品を制作したのですがそれを超える作品に挑戦していきたいです。

また、執筆活動等を経てより楽しくプラバンのことを布教していけたらと思います^^
最近は作業風景を映すインスタライブも始めたので、そちらもより多くの方に見て頂けたら嬉しいです。

しばさおりさんの作品。ひとつひとつの花びらを組み合わせて作る、大輪の青い花。

プラバンの気軽さと奥深さを一緒に楽しみましょう!

(10) まだプラバンをやったことのない人へ一言お願いします。
しばさおり
プラバンは気軽に創作活動ができて、そして何より奥深い素材です。
プラバン.netやそこに集う作品を見てプラバンを始めてみたい!と思ったら、ぜひ始めてみて下さい。
一緒に創作を楽しみましょう^^

 


色づけや、細かな筋彫り、形作りなど、“繊細な表現”を追求してプラバンと向き合う、しばさおりさん。作品そのものが与える“癒やし”だけでなく、作ること自体が与える“癒やし”も、ワークショップで伝えています。

プラバン作家さんに10の質問 シリーズ、これからも順次公開していきます。どうぞお楽しみに。

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